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8月 盂蘭盆大施餓鬼会

2020年8月13日
浄土宗 長専寺 8月盂蘭盆会(うらぼんえ)

8月 盂蘭盆大施餓鬼会

亡きご先祖を極楽浄土からお家にお迎えして供養をする法会です。
期間は7月13日から15日(16日)、または8月13日から15日(16日)です。

この起源について、『盂蘭盆経(うらぼんぎょう)』に次のようにあります。
ある日、お釈迦さまの弟子・目連(もくれん)尊者が神通力により、自分の母親が餓鬼の世界に堕(お)ちて苦しんでいることを知ります。
なんとか助けたいと悩む目連尊者にお釈迦さまは、「大勢の僧が夏の修行を終える7月15日に、彼らに食べ物や飲み物を献じれば、その功徳により母を救うことができよう」と説かれました。
これにもとづき、日本では毎年7月(地方や地域により8月)に先祖供養の行事として行われるようになりました。
お盆には通常、「精霊棚(しょうりょうだな)」と呼ぶ特別な棚をしつらえてご先祖をお迎えします。

精霊棚のしつらえ方やご供養の形態、習俗などは地方・地域によってさまざまですが、それぞれの仕方で、感謝を込めてご先祖をおもてなししてください。

詳細日時は別途お知らせいたします。

浄土宗 長専寺 8月盂蘭盆会(うらぼんえ)
浄土宗 長専寺 8月盂蘭盆会(うらぼんえ)

施餓鬼会(せがきえ)

生前の強欲や嫉妬などの行いの報いとして、飲食(いんしょく)のままならない、常に餓えに苦しむ世界に堕(お)ちた衆生に飲食(おんじき)を施して救い、その功徳(くどく)を先祖供養のために振り向ける法要です。

一般に「おせがき」とも呼びならわされています。
修める時期に定めはありませんが、多くの地域ではお盆前後に勤められており、この場合はとくに「盆施餓鬼」とも呼ばれます。
『救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』には、次のような由来が記されています。

浄土宗 長専寺 8月盂蘭盆会(うらぼんえ)

お釈迦さまの弟子・阿難尊者(あなんそんじゃ)の前に焔口という名の餓鬼が現れ「お前の命はあと3日だ。生き長らえたければすべての餓鬼に食べ物や飲み物を施せ」と告げられます。
驚きあわてる阿難尊者にお釈迦さまは、少量のお供えでも無限に変じる陀羅尼(経文の一種)とその作法を授けました。
そのとおりに餓鬼に供養したことで、阿難尊者は命を長らえ、餓鬼たちも苦しみから脱することができたと説かれています。

浄土宗 長専寺

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