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長専寺と個人の観音様の繋がり

本日は長専寺本堂内にある観音様について、興味深いお話を聞けたので、ご紹介いたします。

この立派な観音様、実は個人の物なんです。
驚きです。
ですが、その当時北海道に移住してきた方たちには、拝むためのお墓も、ご本尊様もなく
先祖供養のために個人で観音様を作る方が多く居たとか。

この綺麗な観音様は個人で作成後、真駒内本町のご自宅で長期にわたり祀られ、その後長専寺に寄贈されたものです。北海道の歴史的にはとても古く貴重な物です。保存状態も良く本堂の脇間に安置しております。

毎年お盆の時期になると先祖供養のためご家族一同でお参りに来られます。

本日は大奥様にお伺いしたお話をご紹介させて頂きます。
奥様が嫁がれた時にはすでに観音様は旧本堂内に祀られていたとの事でした。
寄贈したのは旦那様のお父様で当時(昭和34年頃)養吉さんは長専寺の役員をされていたそうです。

その頃の住職は第三代目住職三上上人。
若くしてお亡くなりになられた三上上人の跡に高橋住職に尽いてもらうため、養吉さんは高橋住職の居る旭川まで足を運びお願いしたそうです。
とても信心深い方だったと懐かしそうにお話されていました。

感染症のせいでなかなか奥様とお会いできずに居たので元気なお姿に安堵いたしました。

奥様と同町内会で当山で現役の相談役・斉藤氏のお話ですと、真駒内の歴史をまとめた資料があるとの事。
次回拝借できる事になったので、今からとても楽しみです。


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